王道なのか何なのか。

第２話 王道転校生キターッ！

康｢ザマァwwwwww｣

悠｢シバくぞテメェ｣

テコンドーと空手をやってた蹴り技に関しては金髪ぐるぐる眉毛よろしくな悠さんをナメんなよ。

昼休み、裏庭で昼食をとる俺達。ヤマちゃんの授業のことでいつまでも爆笑している康にムカついたからパンを一口奪ってやった。うまし。

康｢そーいえば、お姉ちゃんの喜びそうな情報見つけたよ｣
悠｢む？俺が喜びそうな情報とな｣

康｢うん。明日転校生来るって｣

悠｢んぬぁにぃぃぃ！！！？｣

焼き肉弁当を落としそうになった。

悠｢なん、だと…！？ここにきて、念願の夢が叶うというのか…！？｣

康｢頭はまぁまぁだけど運動神経は無駄にいいらしいよ。家も割かし良いトコみたい｣

悠｢王道ktkr!!!!!!｣

グッ！とガッツポーズを決める。ついに…ついにこの時がキタッ！！

その日の授業は機嫌良すぎて珍しく真面目に取り組んだら隣の席の新田 大地(ﾆｯﾀ ﾀﾞｲﾁ)に｢熱あるんじゃねーの？｣と心配された。
失礼な。