01.巨竜の轟翼

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蒼白の時刻 雲々が天光を遮り、所々から木漏れ日のような光が下の海面を照らす。 そこにはカモメが数羽飛んでおり、まさに嵐の前の静けさを漂わせていた。 そして、一羽のカモメが群れから外れ、大空を舞ったその時だった。 空中に大きな〝穴〟が現れたのである。 穴は魔方陣のような者から出され、色は淡い水色をしており、 そこから大量の鳥が空に放出された。 その鳥はカモメと比べるととても大きく、カモメなど鳥の足ほどの大きさだった。 名を、スノーハーピィ。 睡眠魔法や空中戦を得意とする鳥形のモンスターである。
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