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その色白のスノーハーピィが飛び交う上空。
穴からは無数のスノーハーピィと共に、何か格段に違う大きさのものが動いていた。
そのものは、スノーハーピィらに群がられながらも、
丸まったその巨体を穴から落とした。
海面へと落ちていくその巨体。
そして一気に目覚め、その体を広げた。
皮膚に纏う赤い竜の鱗がギラギラと輝き、翼でバサバサと羽ばたき空を飛ぶ。
そして巨竜は、その黄色い眼を見開き、スノーハーピィらを黒き爪や口から吐く火炎で蹴散らし、どこかへと飛んでいった。
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