01.巨竜の轟翼

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その色白のスノーハーピィが飛び交う上空。 穴からは無数のスノーハーピィと共に、何か格段に違う大きさのものが動いていた。 そのものは、スノーハーピィらに群がられながらも、 丸まったその巨体を穴から落とした。 海面へと落ちていくその巨体。 そして一気に目覚め、その体を広げた。 皮膚に纏う赤い竜の鱗がギラギラと輝き、翼でバサバサと羽ばたき空を飛ぶ。 そして巨竜は、その黄色い眼を見開き、スノーハーピィらを黒き爪や口から吐く火炎で蹴散らし、どこかへと飛んでいった。
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