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先程の昼間とは違い、時間は夕方。
辺りにはオレンジ色の夕日が差し込んでいる。
漁村の名の通り、海辺には木で漁師たちが造った船がいくつか並んでいる。
そこへいく桟橋で釣りを楽しむ老人らもいた。
そんないつもと変わらぬありふれた日常。
…の筈だった。
ブファ…ブファ…
何かとても大きな音が村中に一定のリズムで響き渡る。
それはどこか、鳥が羽ばたくときの音に似ていた。
その後に鳴る、地響き。
何かが降ってきたかのような轟音。
すると辺りの兵士が武器を構え、その轟音のした浜辺へ向かった。
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