~0章~ オレは誰でオマエは何処で、いったい何をやらかした?

10/15
11805人が本棚に入れています
本棚に追加
/785ページ
【ダンジョン名】 《なし》 【ダンジョンタイプ】 《なし》 【ダンジョンLV】 《LV1》 【知名度】 《なし》 【難易度】 《なし》 【階層数】 《なし》 【フロア数】 《1》 【残ポイント】 《999》 「………えぇまぁ…そうですよね。 …分かってましたよ、どうせ…」 ステータスはほぼ予想通りの内容だった。 そもそも何もしていないに等しいのだから、確認する意味も無い。 それが分かっていながらダンジョンを選択したのは、アレなアレが書いてあるであろう『ステータス』の表示を回避したいだけの逃避だ。 「…イヤイヤ!逃げたんじゃない! ちょっと操作を確認しただけだ! ホントに逃げたんじゃないんだぞ!!」 …オレにとって大事な事なので、2回繰り返し叫びながら『ウィンドウ』を操作する。 表示された『ステータス・ダンジョンマスター』のタグを見つめて、思わずゴクリと息を飲み込んでしまった。 ―べ、別に怖くないぞ! 単にメッセージの声がアレだっただけで、内容までアレとは限らないワケだし! きっと取り越し苦労とか杞憂とかって感じだろ! そうだ!そのハズだ!うん!― …自らに言い聞かせて自身を鼓舞しながらも、恐る恐るモニターにタッチした。 表示された情報は…
/785ページ

最初のコメントを投稿しよう!