~8章~ オレがモンスター召喚をしない理由は色々ある

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「やっぱ物量作戦は正解だったみたいだなぁ。 尤も、最初から温存して戦えば苦戦しなかっただろうけど」 「呑気に話していていいんですか? と言うか出現ペース上がってません?」 「…多分、使い続けて熟練度と効率が上がったんだろ。 もう終わると思うけど…お~い! キツそうだしそろそろ降参するか~!?」 「何をおぉぉぉ!まだまだあぁぁ!!」 「………だってよ?」 オレの言葉にクレモンの元気が蘇る。 サンティに言外の確認を取ると、首を横に振られた。 「…隊長ならば大丈夫でしょうが、帰りを考えて体力を残して頂きませんと。 ここは彼に花を持たせて頂けません?」 「………そうするか。うん」シュンッ 《ウィンドウ》を呼び出して、ゴーレムを止めるべく操作を開始した。 瞬間に、ゴーレム達の攻めが更に過激さを増した。
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