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「ちくしょうが!
どこの誰が仕組んだか知らないが、オレはぜってぇ思い通りにはならねぇからな!」
…他に誰も頼れる人のいない現状に軽く絶望すら感じているが、自分を奮い立たせる為にも、あえて過激な決意を口にしている。
「………まぁ、いつまでも文句言ってるワケにもいかないし。
…とりあえずナンかするか」
ハァッと軽くため息をついてからベッドを降りて椅子に座る。
先ほどのメッセージに書かれていた、おそらく『マニュアル』であろう本を手に取り読んでみる。
しばらく読み進めてみたが、再びため息を吐いて、一言。
「………フッ………余裕だな。
………。
余裕で覚えきる自信無ぇわ」
自身満々に言い放った。(ドヤ顔)
…元来頭を使うより、体を使う方が得意な性分だ。
加えて、今後の自分の命運を決める大切な情報をうろ覚えにしてはいけない、というプレッシャーを感じながらの勉強となるため、テンションもだだ下がり状態。
それでも読まないワケにはいかないと思い、何とか読み進めていると…
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