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夫を受け入れた夜…
私の中にナイトは存在していたのだろうか。
ふと、思い出す。
ずっと以前、乾いた膣の軋み、痛みから逃避する為に。
ただ、ただ身を守るのに、私は固く目を瞑り、ある記憶をたどっていたのだ。
二十代も半ば過ぎ、数ヵ月付きあった三歳年下の男。
体の相性というものが存在するというのなら彼がそうだったのだと思う。
体だけの関係だったら、彼以上の人は現れないだろう。
それほどまでに深く刻みつけられた記憶。
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