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私の体中のどこであったとしても
彼の指先、唇は…
触れる場所すべてに甘い痺れをもたらした。
抱かれている間中、彼は私を私でなくし、そして乱され続けるだけだった。
そういう自分を受け入れる事も出来ず、その先にどんなものがあるのか…
彼と一緒にそれを知る事が怖くて、私から離れたのに。
別れて何年かしても、彼に抱かれた感触は私の体に刻みつけられていた。
自分から別れを告げた事を後悔するほどに
独り身の夜は特に
何度も…
何度も…
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