0人が本棚に入れています
本棚に追加
今から二年前、瑠夏と宇美と勇太は千葉の田舎の方に住んでいた
三人共幼馴染で、仲が良かった
「なぁ、勇太。お前、本当に高知の病院で働くのかよ」
医大を卒業した勇太は、医者の叔父の頼みで高知に行く事となった勇太の送別会をしていた
「仕方ねーだろ。兄さん。おじさんの頼みなんだし…まぁ、最初だから夜勤とかだろーなー…」
「ちょっと、勇太。命を請け負う仕事なんだからそんな事言わないの!」
「はいはい…つーか、そーいや、二人はこの後どーすんの?」
「ん?あぁ…高校卒業したら、俺は働くよ…そして…宇美と結婚する」
「そか…まっ、結婚式には呼んでくれよな?」
「あたりまえよ。呼ばない訳がないじゃない。お兄さんの結婚式なんだから!」
全ては順調だった。いや、順調すぎた
「じゃあね、行ってくる」
そう言って先に勇太が高知へと向かった
そしてその後
「なら、俺も仕事行ってくるよ」
「うん、いってらっしゃい」
「あー…なぁ、新妻とかなら…いってきますのキス…とかしてもらえるのかなぁ」
「もぅ、バカね…新妻にならやくても、キスぐらいならしてあげるわよで、ほら、いってらっしゃいのチューよ…いってらっしゃい」
「うぉ、元気でた!いってきまーす!!」
それが最後の会話だった
最初のコメントを投稿しよう!