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ナースステーションで晃の病室をきき、少し早足で病室にむかう。
825号室 志波 晃
と、かかれたプレートをみつけ、コンコンと、ノックをし、はーい。と音が聞こえたので病室に入る。
入って、まず目に入ったのは、頭は包帯で巻かれて、右腕、左足は骨折のときにするやつがされており、他の部分も包帯まみれの晃だった。
「およよよ!りっくん!記憶は戻ったのかえ?」
発している言葉はいつもの晃だけど、見た目が見た目なだけに、そしてこんな怪我をさしてしまったのが俺だと言うことに涙がジワッと浮かんでくるが泣いていいはずがないと、耐える
「晃…………ほんとごめん」
そして、頭をさげ、晃に謝る。
「俺なんかを守ったために、こんな怪我させちゃって…………ほんとごめん」
俺がそういうと、すぐに晃が
「りっくん、いや、陸。いつもみたいにいうと、陸、信じてくれなさそうだから普通の人みたいにいうねwあと、頭、あげてよ」
と、言った。
そう言われたので、ゆっくりと、頭をあげる。
「まず、謝らないでほしいなあ。」
「でも!!」
「だって、陸、なんにも悪くないし」
ね?っと、言う晃。
でも、俺がつっつんの族に連れていけっていわなかったら。俺がつっつんに勝手に怒ってあの時間に帰らなかったら。俺が少しでもケンカができたら。晃はケガせずにすんだんだ。
俺が悪くないなんてことはない、
そんな俺の考えを察したのか苦笑いで
「何を言っても自分を責めるんだろうね、陸は。でもね?第一は朱雀が悪いんだし、それに。守ったっていっても陸にカッコつけたかったっていうのもあるからねwwだから、俺が勝手に陸を守ったんだよ。だからごめんじゃなくて違う言葉がききたいなあww」
という、少し元に戻りかけている晃。
ちがう……言葉……
「ありが……とう?」
「いいえーwwりっくんに大ケガなくてほんとよかったよーwww僕ちん、一回ヒーローになって感謝されたかったんだよねwww夢、叶えてくれてサンクス☆www」
晃のその言葉に、いつもの晃に戻ってるし、なんてツッコミながらも、ボロボロと我慢していた涙が溢れてきた。
それをみて、
「な、き、べ、そ、さ、ん☆」
なんていった晃に、俺は笑ってしまったとさ。
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