記憶の旅立ち。

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だから、 「怖く……ないよ。ビックリしただけ。だから、大丈夫。大丈夫だから煌。」 そういって、頭をヨシヨシと撫でた。 すると、煌は 「…………ありがとう、陸さん。………なんでだろ。いつもはぶちギレたら当分治んないのに、落ち着いてきた。陸さん効果かな」 なんていってきたので、 「俺で、治まるなら、いくらでも止めてあげる。俺は絶対に、煌のこと怖がったりしない。約束する。だから、二人で、頑張って嫌いな性格にならないように特訓しようか。煌が必要とするなら、いつでも協力するからね」 と、ヨシヨシを止めずに言った。 「ありが……とう…………陸…………さん」 すると、安心したのかいつもの口調に戻ったんだよね。 んで、当分ヨシヨシしてると、ふーがきて、ケンカしているのが監視カメラから見えたから急いで来た。と言って、なにがあった。と、俺たちに状況を聞いてきたから、煌は答えられそうにないから、煌が襲われそうになったと説明。すると、煌のお兄ちゃんだから、なんとなく、察したのか、いつもなら俺に抱き付いてたらひっぺがすのに、煌の頭を人なですると、電話で応援を頼むと、ゴリマッチョたちを紐で縛って、そして応援にきた暎と二人でゴリマッチョたちをつれていったんだよね んで、去り際に、 「陸、ありがとな。」 なんて、お兄ちゃんの顔で言って立ち去った。 そんで、それから、少しして俺の携帯に、生徒会室にかえってこいと連絡があったから、煌にいつでも頼ってねって言って立ち去ったんだよね。 そっからは、煌がぶちギレたとか一回もきいてないんだけど…………。 俺のせいで、煌、嫌いな性格が出てきちゃったんだ…………。 あとから、謝らないと…………。 「って!煌、止めれたの!?」 確か、煌にもふーにも聞いたけど、ぶちギレた煌を止めるのは至難の技だとか!! なぜ、俺だと治まるのかは不明だけどもども! 「ああ。楓が気を失わせて止めた。じゃなきゃ、暴れまわってただろうからな。」 「そっか…………って!!りゅうりゅうたちは!?怪我してない!?」 煌には、後から電話して謝るとして、りゅうりゅうは幹部の人とやりあったんだから、怪我とか!! 「あ?俺様がケンカごときで怪我なんてするわけねぇだろうが。」 俺が心配して詰め寄ると、フッと鼻で笑ってそう、仰った俺様何様会長様 …………うぜえ…………www
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