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―将棋会館
路肩にバイクと車を止める
『黒刀、揉めてるな…』
千「ちょっと見てきます」
千紫郎が車から出ると橘、夕月、ルカの三人も出てくる
千「すみませんお待たせして」
話を終えて二人が車へ向かってくる
橘「何かあったん?」
黒「べつに何もない
…………相変わらずのカッコだな…橘」
橘の服装…主に帽子を見て黒刀はそう告げる
橘「ふふ
似合うデショー」
黒「僕と並んで歩くなよ」
黒刀はバッサリと橘を切り捨てる
切り捨てられた橘は「酷いー」と呟く
千「黒刀
夕月くん彼が蓬莱黒刀」
千紫郎が黒刀を夕月に紹介する
夕「は…初めまして
祗王夕月です」
黒(…こいつが…)
黒刀はごくっと息を呑む
夕「うわー
実物もほんっとーにかわいいですね」
…夕月は天然
千「でしょう?
女の子みたいな美少年でしょう」
千紫郎も天然…
橘「あーー
キミたち地雷踏んでるヨ…」
橘はちょいちょいと二人に手を伸ばす
黒「おまえにいわれる筋合いはないっ!!!」
『…黒刀落ち着け』
可愛いと言う言葉でキレた黒刀の頭をぽんぽんと撫で刹也は落ち着かせる
黒「刹也!!」
『久しぶりだな
少し身長、伸びたか…?』
横に並ぶと前より少し黒刀が高くなっているのに気づく
黒「当たり前だ!!
…あいつなら本邸だぞ」
『だろうな
俺、先行ってる』
黒「あぁ」
『夕月、また後で』
夕「あ、はい!!」
バイクに乗り本家を目指す
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