story1

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―鎌倉本邸 『こんにちは』 綺麗なお辞儀をしている冬解に挨拶をする 冬「お帰りなさいませ、刹也様 嶺司様はお部屋にいらっしゃいます」 『あぁ、すいません…』 冬「いえ…他の皆様は」 『多分鎌倉観光してます』 冬「そうですか、ではごゆっくり」 冬解との会話を終えると迷うことなく嶺司の部屋へ向かう 『嶺司、入るよ』 がらっと障子を開けると嶺司が飛びついてくる 嶺「刹也、刹也、刹也、刹也、刹也、刹也…」 嶺司を右手でギュッと抱きしめ、左手で障子を閉める 『ん…ただいま 嶺司』 嶺「っ…おか、えりぃ…」 涙を浮かべギュッと刹也の胸に抱きつく嶺司を愛おしそうに見つめながら撫でる 嶺「さみ、しかった… こわ、かった…」 『大丈夫、俺は此処にいる お前を…可愛い俺の嶺司を置いて俺が何処かへ逝く訳がない』 嶺「でも…アノ人来た、し 俺、近くにいな、かったから …刹也、とられちゃうって」 『っ///(可愛い過ぎるだろっ!!) …俺が愛してんのは嶺司ただ一人だ 安心しろ…目移りなんかしない』 嶺「ほん…と?」 嶺司は刹也の胸から顔を離し上目使い(←本人の自覚なし)で刹也に問いかける 『っ/// 一度、離せ…な?』 寂しそうな顔をする嶺司を一度自分から離し座布団に座る 『おいで…嶺司』 フワリと笑い自分の膝の上に嶺司を乗せる 嶺「刹、yん…」 ピチャピチャ…と舌を使い音をたてながら嶺司の口内を攻め立てる刹也 嶺「せつ…やぁ///」 『ん… どーした…?』 嶺「~っ///」 口をパクパクと開きながら真っ赤になる嶺司にクスッと笑いながら嶺司の頭をなでる 嶺「刹、也…///」 極度の恥ずかしさのせいか嶺司は刹也にギュッと抱きつき胸に顔をうずめる 『嶺司? 嶺司ー』 いくら声をかけても"うー"や"あー"しか返さない嶺司に刹也は耳元に口を寄せる 『もっと嶺司の顔、見して』 うんと低くそして甘く告げる刹也の声にビクッと肩を揺らした後ゆっくりと顔を見せる
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