Ｆ

story３

冷「"ルーフェン！
我 ラジエルの鍵の所有者<ｱﾙｼﾞ>
ネクロマンサーの名のもとに命ずる…！"」
手が壊れていく
夕「術がっ…！」
冷「"黒き魂よ
暗冥の地
大いなる闇の果て
血の焦土
己が在るべき処に――"!!」
カデンツァが冷牙に攻撃する
夕「奏多さん…ッ」
すると夕月がガクッと膝をつく
黒「夕月!!」
夕「だ…大丈夫です
ちょっと足が…」
『っ…！』
刹也は少しふらつく
嶺「刹也!!」
黒(夕月ももう限界だ
刹也は無理をしすぎだ…)
千「冷牙の召喚術が…間に合っていないのか…!?」
黒「いや…恐らく"強制送還"を行おうとしたんだ
喚び出した悪魔を悪魔界へ還す――
しかしこうなっては魔術使いは分が悪い…！
強力な呪文を唱えられないよう
カデンツァは近接攻撃を仕掛けてくる!!」
カ「呪文を唱える間はやらんぞ」
冷「くっ…」
夕(どうする
このままじゃ奏多さんが…
でも 体に力が入らない
もう黒刀くんたちを癒やす余力<ﾁｶﾗ>も…
それに刹也くんも限界じゃ…
――…どうしたら
どうしたら)「奏多さん…っ!!」
"ビュッ"
夕「ルカ…!!」
カ「――ブラッディ・クロス…!!」
するとルカはカデンツァへ攻撃する
『っ…はぁ、』
嶺「刹也!!」
ルカが来たことで聖護盾を解くと刹也は倒れ込み嶺司にもたれかかる
カ「――…おのれ…
貴様とは…
やはり決着<ｹﾘ>をつけねばならんな……！」
ル「…やるか？」
ルカは殺気を上げる
「双方退かれよ
…遅くなった召喚主<ﾌｧｵﾗｰ>よ」
夕(え……!?
…ル ルカが…
もう一人……？)