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ゼ「この人間か
おまえがインフェルヌスを裏切った原因というのは…!
おまえには失望したぞ
"罪深き一族"としては異例の地位を捨てインフェルヌスを敵にまわし
人間側<アース>についてなんの得がある?
おかげでゼス<オレタチ>一族はますます逆賊扱いだ…
俺の片割れがこんな愚行に走るとは思いもしなかった…!」
ル「…おまえの怒りは受け入れる
――だが俺は
自分の選んだ道を後悔することは絶対にない」
夕(この世に生まれて初めて
生きる甲斐と
意味を手にできた)
ル「――ルゼ
たとえおまえでも
ユキに手を出す者は容赦しない」
ゼ「…望むところだ
俺も本気でいく」
カ「そうだ
ゴチャゴチャいってないで殺し合え
どこまでいっても平行線だ
ならば闘り合うしかあるまい」
冷「…いずれはな
だが今は時期じゃない
…引き上げる」
カ「何?
これだけの手勢がそろっていて祗王<ヤツラ>を捨ておくのか」
ゼ「将軍<ジェネラル>
召喚主<ファオラー>の意に従うのがよろしいかと
見れば貴殿も手負いの様子――
それでも どうしても戦うというのならば
この俺が相手になるがいかがする」
カ「…やめだ
いくら俺でも
"魔王の血の十字架"と"剣王ルゼ"を二人相手にするなど割に合わん」
すると宙に門が現れる
夕「…ま、待って
奏多さん!!」
すると夕月が冷牙を呼び止める
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