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「夕月!!」
黒「椿姫…っ
橘!」
正「行けッ
"ジャルグ・ホー"」
冷牙に正宗に召喚されたジャルグ・ホーが向かっていくがルゼが切り捨て突風が吹き荒れる
正「わっ…」
夕「奏多さ……」
夕月がこける
ル「ユキ!」
突風が消えた頃には冷牙もカデンツァもルゼもいなくなっていた
夕月は泣き崩れる
『…黒刀、千紫郎さん
傷手当てします』
千「え!?」
嶺「っ…」
刹也は黒刀と千紫郎に力を使う
『っ…は、ぁ』
黒「俺より夕月に…」
『心配しなくても、夕月の分の力は、残ってる』
ガクッと刹也の身体の力が抜け膝をつく
「「刹也(くん)!」」
嶺「刹也っ」
嶺司が刹也を支える
『…悪いな
夕月も気を失ったみたいだな…
…早く戻ろう』
嶺「…ん」
ルカが気を失った夕月を抱き上げ皆本邸へ戻って行く
刹也は嶺司に支えられながら本家へと歩く…
きつく手のひらを握り締めながら…
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