序章
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高館が燃えさかる炎の中から、光が天を昇る。 まるで光の龍となり、天空へと昇って行く。 天空で破裂するように十六の光の魂(たま)が四方八方に散って行きました。 忠衡は萌姫の娘を連れて、奥州から北の大地へと逃げて行きました。 その娘『明里』は北の大地で育てられて、十四の春を迎える。
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