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『今日から高校生かぁ!』
紺のブレザーに
袖を通しながらそう呟く。
私は
桜坂咲。
もうすぐ
高校一年生!
『友達できるかな。。。』
少し、
いやかなり不安になる。
お父さんのお仕事の関係で
今まで何回も引っ越しを繰り返した。
そんなお父さんが
【咲のために】
と高校生活の間は本社に
勤務することになった。
ありがと!お父さん。
なんて想ってはいるけど、
なかなか口に出せない。
そーいうお年頃なの!
と自分を納得させる。
そうこう言ってるうちに
着替えは終わる。
ふと斜め上を見る。
時計は
予定時刻の10分前を指していた。
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