第一章~出会い~

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『今日から高校生かぁ!』 紺のブレザーに 袖を通しながらそう呟く。 私は 桜坂咲。 もうすぐ 高校一年生! 『友達できるかな。。。』 少し、 いやかなり不安になる。 お父さんのお仕事の関係で 今まで何回も引っ越しを繰り返した。 そんなお父さんが 【咲のために】 と高校生活の間は本社に 勤務することになった。 ありがと!お父さん。 なんて想ってはいるけど、 なかなか口に出せない。 そーいうお年頃なの! と自分を納得させる。 そうこう言ってるうちに 着替えは終わる。 ふと斜め上を見る。 時計は 予定時刻の10分前を指していた。
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