…午後の教室にて。

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私はいま恋をしている… 片思いってやつだ… 夏の日射しが古びだ机に照りつけ 少し木材ならではの甘い匂いが… 先生が黒板いっぱいに文字を 書き付ける… 今回のテストは 負けていられない… そして片桐君に良い所をみせる 為にもね… 少し天然パーマの混じった片桐君 の横顔… 机とノートを睨みつけ… 難題を解いているときの面影が 私の胸をきゅんとさせる… 話はしたことがある… だけど挨拶程度で友達ともよべな いただのクラスメイトってやつだ ね… ただのクラスメイト… マリモ 「はぁ~…片桐君。毎日逢えたら な…そして手を繋いだり一緒にお話したり…なぁ~んちって♪ 私には夢のまた夢だろうな…。」 なぁんてちょっとふて腐れて 私はノートをビリっと破いた… 恋なんてものは気紛れ… まるで魔法仕掛けの時計の針みた いにぐるぐるとまわっている… そして… 巡り合わせがタイミングよく あえば… ふたりは同じ時を過ごせると ゆうもの… 片桐君と、 私の時計の針は… いつ交わる事ができるの だろうか… 【続】片思いLove
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