―第③章―プリンス再び

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しかし、その時ものすごいスピードで①台の車が美恵に向かってやってきた❗ 「きゃー‼‼‼」 車はクラクションを鳴らしながら去っていった。 「いったぁい。あーあ、制服がベタベタ…❗眼鏡がない」 必死に探す美恵の目の前にスラリとした男が立っていた。 「はい、眼鏡」 「………‼‼‼その声はプリンス❗」 「えっ?何か言った?」 「いえ何も(これは前と同じシチュエーションだ)」 「大丈夫かい?前にも転んでなかった?」 「あ、あ、はい(うわーどうしよう)」 運命の再会に美恵はオロオロしているしかなかった。 「君の名前何て言うの?」 と、突然プリンスが聞いた。 「えっ、あ、美恵です。伊藤美恵です」 「へー美恵ちゃんか。僕はガリーポッター。ガリーでいいよ」 「(ガリーさんか…よし❗デートに誘ってみよ🎵)あの、今度……よ、よかったら………ど………どこかに………」 「いいよ。1ヶ月後の⑧月⑳日にどう?」 「はい‼‼‼⑪時に長中の門の前でいいですよね?」 「いいよ。それじゃあ、気をつけて」 美恵はプリンスとの運命の再会を果たした。そして、長い夏休みが始まった…
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