科学の発展

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科学が発展した世界 そこでは金属の塊が車輪を付け走り、空を飛び、人々が小さな箱を必死に眺める世界。 ……。 「おい、どういうことだ?もう一度言ってみろ。」 「はい…。実験の最中に何もない空間から急に発火しまして…。」 「あの実験では酸素は扱っていないはずだろう?」 「そうなんですが…。しかし実際に燃えているわけで…。」 「今はどうなっている?」 「今は危険なので皆を避難させ、消火準備を進めています。」 「ふむ、まぁいい。消火はしないでいい。今から実際に見に行く。解析するぞ。」 「わかりました。」 ……。 数ヶ月後 『すごいニュースです!新たな物質が発見されました!質量保存の法則に反する前代未聞の物質です!発見者はこれを魔質と名付けました!これによりこれからの科学は猛烈な勢いで進歩してくと考えられています!』 「へぇー…。すごいな。こんな物質が見つかるなんてほんとに魔法とか使える世界になったらいいのにな。ねぇ母さん?」 「そうねぇ。魔法があれば料理しなくていいから楽チンだわぁ。」 「ははっ。もっとファンタジーなこと考えればいいのに。夢がないなー。」 「母さんも年だからねぇ。」 「まぁいいや。そろそろ学校行ってくるね。」 「はい、行ってらっしゃい。」
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