廃墟

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顔と後ろから無数の手が、友人を引きづり下ろそうとしていた。 友人の口から血しぶきが! ダズゲデェ~。 彼らは、2人で引きづり出して、助けようと必死だ。しかし、無数の手と強力な力で、引き吊り寄せられる! ギャアァ~! 血しぶきが! 次の瞬間!彼らは、闇の地下に、落ちて行った。 気を失った彼が、目を覚ますと、闇の中から、おぞまし音がしていた。 バリバリ!メキッ!バリバリ!グシャグシャ! 逃げようとするが、床がヌルヌルしてなかなか進めない。 微かな光を頼りに、階段まで来た! 慌てて階段まで上ったとその時、彼の足を誰かが掴んだ! 助けてぐれぇ~ もう一人の友人だ。 慌てて、助けようとしたが、みるみるうちに闇に飲み込まれた! 彼は、屋敷から出て、闇雲に歩き気が付くと病院だった。 友人は、未だに行方不明のままだと言う。 後日、また取材をするため連絡したが、その日以来彼も姿を消した。 数日後、我々宛てに一本のテープが届いた。真実はテープの中に。
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