愛のカタチ

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“ガシャン" 金属が擦れた音が響いた 「もぅ、どんだけお腹が空いてるのよ」 胡桃はそう言って 総舵の首に着いている、壁の取っ手ガッシリと繋いだ鎖に手をやった そう、僕は監禁されてるのだ 胡桃に 「待ってね、今、手に手錠をかけらから」 そう言って胡桃は俺の手に手錠をかけ、首輪を外した 「はい、できた。机まで来れる?」 俺は膝で歩き、そのまま机に向かい、胡桃の隣に座った 「はい、あーん」 胡桃はパンを千切り、僕の口に放り込んだ 「どう?美味しい?」 こんな事をしても何も罪悪感を感じない笑顔 むしろ、楽しそうだった 「美味しいよ。手作り?」 「うん!そう!わかる?」 「うん、分かるよ。優しい…胡桃の味だ」 素直な気持ちを伝える。そうすると胡桃は天にも昇ったかの様に嬉しがる 胡桃との同棲生活 三ヶ月前は普通に2人で暮らしていた
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