なにもない。

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なんだっけ。 あ、三笠さん。 ふと、親しい先輩のことを思い出してベットから起きる。 緩やかな動作だが、憂季には つらかった。色々なことが同時に 起きてしまったのだ。 体は怠いし、 熱っぽい。 頭も痛い。 あれ?風邪じゃね? スマホに手を掛けて、止める。 三笠さんに電話… 「めんどい。」 彼はめんどくさがりなのだ。 基本的に、 三笠さんはなんか、 「どーでもいいなぁ」 だから、これが、 最低なことも分かってた。 それでも、めんどくさい、って 切り捨てるのだ。 ‘’あははっ‘’ 懐かしい話をしよう。
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