気紛れ

11/38

526人が本棚に入れています
本棚に追加
/112ページ
「憂季!」 三笠さんが泣きそうな表情を 浮かべ俺の隣へと、駆けてきた。 「どうしたんですか?」 「どうしたもないだろ。キミが危険な目に合ったかもって…」 俺は‘’?‘’を浮かべて三笠さんを 見つめた。 「被害は無いですよ。とりあえず、俺は。あったとしても、自業自得ですしねぇ」 「君に何かあった日向になんて言えば…」 それでも、言おうとする 三笠さんに苛立った。 何処かで、誰かにダブったからか それとも、‘’日向‘’に… 「その名前、口にしないでください、それと、もう止めてくれません?俺の勝手ですから」
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

526人が本棚に入れています
本棚に追加