気紛れ

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side白川巧 本当にムカつく。 ホスト先生が行った後、注目を浴びるのは、勿論、ゆーちゃんだ。 平凡。 ていうか、男前。 黒髪が艶々とし、程よく長い指 瞳は猫目で、切れ長。 こんな人間がいたら、注目するに 決まっている。 ゆーちゃんの黒髪が ふわふわしてるのは 僕にしか分からない。 ゆーちゃんの瞳の奥の色は 僕にしか分からない。 ゆーちゃんの一番は いつだって他の誰でもない 僕のモノであるはずだ。 それなのに、 「サボろ?」 ゆーちゃんを隠したくて 見せたくなくて、 僕は提案した。 ゆーちゃんはふわっと笑って、 楽しそうだ。ムカついたから、 腕を引っ張って廊下へと連れていった。
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