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朝、なんて憂鬱な響きだろうか。
今日は特にだ。
実は俺は、 生徒会の集団にぶつからないように、毎日裏側から登校している。
が、今日から裏門が改修工事中なので、この通りの大惨事だ。
「「「キャァ~!」」」
朝からよく声が出るな、と半場、
呆れる。生徒会の連中が全く見えないほどの人、人、人…
しかし、その全てが…男である。
女の子じゃないのが、とても、残念極まりない。
そんな俺追い討ちを掛けるように
黄色い声はどんどんと大きくなっていった。
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