気紛れ

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まぁ、 ーーーーーーーーーーーいいか。 欠伸をして、黒板を見る。 あと、8時間待てば帰れる。 ・・・・・・・・・・・?! 担任が来ない。 ついに首切られたか? あのホスト。 「誰がホストだよ。有篠。」 出た。ホストだよ。 「だからホストじゃねーよ。」 やっぱ、ホストだよ。 「疲れた、欠席はいないな。」 ホストは真面目だった。 「あー、後 緊急報告だ。」 「ウソッ生徒会の皆様から!?」 「なんだろー?」 「wkwk」 緊急報告、という言葉にざわめくクラスメイト。 緊急報告とは、生徒会が何かを発表する合図である。 「生徒会の意向で、会長の親衛隊を解散させるらしい。」 「「嘘だ!」」 「お気に入りが出来たから?」 「会長様っ、どうして。」 悲鳴だらけになった教室で、俺は頬杖をついて息を吐く。 らしい。て、適当過ぎやしないか?まぁ、いいけど・・・・・。 「めんど。」 「「「何がだよ。」」」 クラスメイトの息ピッタリ(笑) 会長の親衛隊といえば、 三笠さんの頼みで、抑えなければいけない。 しかも、三笠さんから報告も来ていない。 理不尽だ。 琥珀も会長の親衛隊だったハズ。 これは動かないとなぁ。 「なお、この報告をしたからには、解散は絶対だそうだ。」 なんて、独裁政治だ。 ホストも心なしかやつれている。
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