ダイヤの方法

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三笠さんとの出会いはありきたりであった。 俺がまだ1年の頃だ。 もう既に『王子』と呼ばれていた三笠さんは、よくも悪くも目を惹く、そんな時… まぁ、その話はまた今度。 問題は会長だ。 思い立ったが吉日とは言うが。 「まぁ、なんとかなるか。」 そうして一時間目が始まった。 「えー、これ分かるヤツ。」 ホストは真面目である。 いや、このホストは真面目であった。 「じゃあ、千鶴。」 教室の一番右の席に座っている少年を指差す。 ふわふわした髪の毛が特徴的な猫目の子だ。 「抱いてください」 「「抱くかボケ!!」」 いや、千鶴。 クラスのツッコミが全員一致で叫ぶとかどんだけだよ。 それは違うだろ。 違うよな? 「はい、解いてみろ。」 「え?ボタン邪魔くさい?じゃあ、遠慮なく」 「「遠慮しろ!!」」 会話成立しないのか。 「しょうがないな。」 「ベットですか?じゃあ、先生の寮に…//////」 「「自重しろ!!」」 「じゃあ、有篠、解いてみろ。」 「・・・・・。は?」 「「いやいやいや。」」 これは奥の手を出そう。 「せんせ、解けないからぱーす」 「「ダウト」」 もはやツッコミ王国か。 なんやかんやで賑やかな授業でした。
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