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side石川くん
↑正しくは(小石川くん。)
クラスに入って来た日から、焦がれていた。憧れもあった。
鋭い瞳が好みだった。
冷たい、だが、色気のある瞳。
会長よりも近い存在に親近感が沸いた。しかし、それと同時にとてつもない隔たりがある。
そんな彼を少しでも独占していたい。そんな感情は膨れてしまう。
最初は抵抗していた彼は、溜め息をついて吐息混じりに呟いた。
「しょーがないなぁ。」
反抗的な瞳。
不敵な笑み。
挑発的に差し出された手。
なんだーーー
こんなに早く独占出来るなんて。
たまらなく欲しい。
欲情しているのか?
わからないままにシャツに手をかけた。
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