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「あー、夜人に頼んでたか。」
すっかり忘れてたわ。
最近、記憶力の低下が著しい。
「そろそろ、隠居だ。隠居。」
「阿呆か。」
夜人は、ダイヤ,の十人を縛ってポンポンと手を叩いた。
「てか、何で赤い縄なんだよ?」
「ポケットに入ってたから。」
どこのネコ型ロボットだよ。
にへら、と笑って夜人は言う。
「憂季は親友だから言うけどさ…今回の情報は結構やばいかもよ?」
「その情報があれば、だいぶ、手間が省けんだよ。」
リスクは高い。
「あっそ、情報はいつもので?」
「あー、うん。」
スマホを二つ使いながら夜人は呟いた。
「で、これは何でも屋として、常連客だから言うことだ。」
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