捜し物

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とはいっても、カラフルな頭が遠くに見え隠れするだけで、五月蝿いだけだが。 「巧?見えたか?」 「えー、見えたくないし。」 答えに拒否が帰ってきた。 「にしても、大富豪のぼっちゃまがあんなカラフルな頭で大丈夫か?日本の未来暗えよ。」 「いーじゃんぼっちゃまなんだし、いつか自滅するでしょー?」 何気に黒い会話は叫び声にかきけされた。 その後、ウェイトレスが淡々と頼まれたスイーツを運んできてくれただけだった。 「「「キャー菫利様ぁぁぁ。」」」 「「・・・。」」 「「キャーキャーッ空様ぁぁぁ。」」 「「・・・。」」 「「キャーッ桃利様!ぁぁ」」 「「和季様ぁぁぁ!!」」 「「うっせーなぁ…」」
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