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「ひぃぃっ総隊長様!」
総隊長と呼ばれた人物はにこやかに言った。
「なに?制裁許可の話かなぁ?」
制裁の許可は総隊長がするのが
規則である。勝手に制裁なんてしたら総隊長に殺されるのだ。
「はい…会長様の親衛隊は再結成された本人非公式の隊ですから制裁はどうなるんでしょうかぁ?」
「制裁は実行だよぉ?当たりまえじゃん!」
人差し指を唇に当ててニヤつく総隊長に親衛隊は問いかける。
「「本当ですか!総隊長!」」
「そうだょぉ?それもみんなで制裁をしよーねぇ?」
甘ったるい口調で総隊長は笑った。しかし、総隊長は急に笑いを止めた。
「あー、でも僕が制裁許可取らないといけない人がいるねえ?」
ピシッと空気が凍る。
「まさか、補佐様ですか?」
「補佐様ですか!!」
「補佐様って誰だっけ?」
総隊長は苦い顔だ。
親衛隊会長補佐ーーーーーーーー
特別な役割も担い、総隊長を経験した者しかなれない、いわば親衛隊の参謀。
・ ・
「巧様が許してくれるかどうかだねぇ?」
その参謀には、白川 巧という名前があった。
親衛隊会議一旦終了
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