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何でも屋夜人side『×××my』
「ああ。うん、わかった。」
パタンと旧式の携帯を閉じて溜め息をつく。
そして、片方のスマホでlineを起動させながらノートパソコンを弄る。
「うげ。」
出てきた写真に写っていたのは、
ボサボサの黒髪と会長のキス画像。明らかに会長が仕掛けている
「これは会長が仕掛けたのかな?しょーもないことすんなやw」
タンタンッと拡大ボタンを押せば、
ボサボサの黒髪の顔がドアップで写る。
「あれ?コイツって…」
それよりも数回拡大してオレは顔をひきつらせた。
「まさかビンゴですかww」
そいつの顔を色々と弄くれば、
案の定、瞳の色は茶色ではなく、
エメラルドにキラキラと輝いていた。
「憂季に知らせなきゃね。」
気乗りしないが、仕方ない。
憂季が望むのだ。
馴れた手つきでスマホを弄る。
そして、使いなれてしまった番号へと耳を傾けた。
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