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‘’ガシャンッ‘’
今度は何事かと思う用な音が聞こえた。乱暴にドアを開けたのだろう。入ってきたのは、
あの‘’マリモ‘’だ。
相変わらず、ボサボサの髪の毛を手入れもせず転がしているのだろう。これだけ、距離を置いてもボサボサなのが良く分かる。
ルイボスティーを一気に飲み干して、俺は「ルイボスティーを一つ」と頼む。
喉が乾いて乾いて仕様がない。
どうやら、生徒会がマリモを溺愛しているようだった。
見ていれば、カップルのように見えなくもないくらい、マリモは生徒会の一人一人に見事になつかれていた。
それを苦々しい顔で見ている爽やか君と不良も随分と飼い慣らされていた。
なんて滑稽な図だろう。と、俺は目を逸らす。
しかし、どうしても起きることは回避はしようがないのだった。
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