残像賛美

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いいことを思い付いたーーー 俺は呟く。 自慢するように、 爽やか君に向かって、微笑んで。 「青空大樹ーーーーもしくは、新島大樹。政治家 ■■■■の浮気相手 ■■■■■ の子供であり」 段々と確信に迫る。 核心をつく。 抉る。 これは夜人に教えて貰った情報で 爽やか君のーーーー弱味である 「そいえば、長男の■■さんは去年水死したんだっけ?」 ガチガチと震える爽やか君は見ていて面白い。パラパラ漫画を駒送りで見ている気分になる。 長男は水死している。 そう、爽やか君がーーーーーー 「なんてね。」 俺は笑って言う。 「そんな青ざめなくても」 ぽん、と爽やか君の肩を叩く。 「次はない。さっさと失せろ。」 +付録もつけて… しかし、 バシャッ 冷たい感覚。 仄かな紅茶の香り。 そして、シャツが濡れる不快感。 どうやら液体を掛けられたみたいだ。 自然と、掛けた相手を見る。 それはーーーーーーーーーーーー 「おい!なにやってんだよ!カザマ!!!!俺の友達に…サイテーだな!?」 また、お前か。 と、突っ込みをいれたところで、 野次馬が増えいたことに気づいた。 内心めんどくさいことをしてしまったーーーと後悔が襲う。 でも、まぁこれで爽やか君は大人しくなる筈。 そう思った矢先のことーーーー 目の前の光景に絶叫。 いや、絶句。
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