残像賛美

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「大丈夫か?!大樹?ごめんな!カザマがこんな酷い奴だって知らなかったから…」 と、俯くマリモ。 俺が悪いのか、これは。 すると、爽やか君が 「でも、これは本当のことなんだ、俺は浮気相手の子供だ。 鞠人に嫌われんのが怖かった。 …こんな俺でも、鞠人と友達で居ていいのかな?」 「当たり前だろ?!親友だ!なぁ?狼?そうだろ?」 「あ、ああっ当たり前だ。」 お前今、戸惑ったろ不良。 抱き締め会う二人に呆然とした。 本当くだらない。 吐き気が込み上げた。 嗚呼、そういえば、前にも、 こんなことあったっけ? 記憶に残る。 あの、光景。
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