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不良--------
八ツ橋 狼ヤツハシ ロウ
どうやらそいつに傷つけられたらしく、所々摩擦で赤くなっている
本当、ふざけてる。
そう思ってた矢先のことだ。
八ツ橋が俺の前に飛び出してきたのだ、本人は殴るつもりでいる。
でも、俺はそれより、有篠に
見惚れていた。
有篠と
一瞬目が合ったのだ。
しかし、
瞬きした瞬間に八ツ橋は盛大に
転けていた。
転けた足元には丁度脚を伸ばしている有篠。
にっこりと微笑む有篠は、昔の彼みたいに見えた。
‘’タブーを大胆不適に行う。‘’
そんな昔の彼を、渇望していたのかもしれない。
今日はいい日だ。
昔の彼を今、一度。
そう、
このときまでは思っていた。
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