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後悔しない、って結構無理だ。
絶賛後悔なう の俺が言うから説得力がある。
三条先輩が殴られるのは、何かやるせない。というか、許せない。
だから俺は今、ラジオ体操の前半の姿勢で静止していたのだった。
※なんとなく分かればおk
つまり、不良君に足を引っ掛けたのだった。成功するとは思ってなかったので不良君が不憫でならない。
うん、めんどくさいことになる。
そんな予感がする。
て、いうかまず、不良君が鬼の形相で歩いてくる事が一番の問題だ。
俺に近づきながら、不良君が小さく呟いた。
「…弟子にしてくれ。」
「は?」
え、ワンモアプリーズ。
「だから!弟子にしてくれ!」
「え…」
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