残像賛美

16/20
前へ
/112ページ
次へ
後悔しない、って結構無理だ。 絶賛後悔なう の俺が言うから説得力がある。 三条先輩が殴られるのは、何かやるせない。というか、許せない。 だから俺は今、ラジオ体操の前半の姿勢で静止していたのだった。 ※なんとなく分かればおk つまり、不良君に足を引っ掛けたのだった。成功するとは思ってなかったので不良君が不憫でならない。 うん、めんどくさいことになる。 そんな予感がする。 て、いうかまず、不良君が鬼の形相で歩いてくる事が一番の問題だ。 俺に近づきながら、不良君が小さく呟いた。 「…弟子にしてくれ。」 「は?」 え、ワンモアプリーズ。 「だから!弟子にしてくれ!」 「え…」
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

526人が本棚に入れています
本棚に追加