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そんなことを考えていた俺であったが、高橋と呼ばれる転校生が教室に入ってきた瞬間にその考えはぶっ飛んでいった。
まず高橋は女子であった。
クリクリとした目、
少し小さいと思われる身長、
小さくもなく大きくもない胸、
整った綺麗な顔立ち、
胸の下まで長い真っ黒な髪の毛。
全人類が惚れてしまうんではないかと思いたくなるような完璧な女子が入ってきた。
とまぁ他の男は考えるだろう。だがしかし、俺は違う。
確かに可愛いとは思った。
だがそれだけ。
俺が惚れることはないし仲良くなることもない。
関わることもなければ三年間会話すらないかもしれない。
普通である俺にとってああいうのは高嶺の花にすぎない。
きっと後1ヶ月ぐらいしたらどうせイケメンの運動部のキャプテンあたりに食われるかもしれないしな。
そう結論を2秒でだした俺は顔を伏せ寝る体制に入ることにした。
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