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「でわこれから委員会決めを行う。
皆には一人一個必ず参加してもらうからそのつもりでいろ。」
色々あったが変わらぬ態度でいる担任の木村。さすが担任たよりになるぜ!!
………………前後撤回だよ。こいつまじでびびってるんだけど。
委員会決めとかかけてないもん。
ミミズというか変な線を黒板に書いているだけだもん。
ミミズが踊っているような字じゃないもん。ミミズが死にそうになっているような字だもん。もはや単なる一直線を描いているもん。
さた委員会かぁ。俺は基本人と会話をしたくない人間だ。一人が好きな根暗なわけだ。だから本当に委員会とかは入りたくないのが本音だ。
だがしかし入らないといけないとなると…………比較的簡単なやつを選ぶ必要があるわけだ。
なににしようかな。
「まぁ転校生ってのもあるから高橋、一番最初に決めていいぞ。」
木村がそう言うと高橋は席から立ち上がり黒板に近づいていった。
そして彼女は【図書委員】に名前を書いた。
……………高橋が黒板に近づいていった時前の席のやつと木村が少しビクッとしていたのは俺だけが知っていることにしよう。あとのやつは顔を伏せていたし。
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