6人が本棚に入れています
本棚に追加
午前の仕事が終わり、昼メシ食って
前は山内とよく寝そべっていた中庭に
一人で仰向けになり、空を見上げている時だった。
作業ズボンのポケットがブルった。
ポケットに手を突っ込み、携帯を取り出して見ると
液晶には“崎田”の文字。
電話だった。
『はいよ。』
『おぅ!今休憩だよな?少し話せる?』
『大丈夫。何かあった?』
『来週のGW、5/3,4,5で宮崎決定。宿確保♪それとメンバー一人増。』
『はいはい。増って誰が来るん?』
『山本!やっとその気になりやがった(笑)』
山本とは、崎田の幼馴染で俺との学校の絡みは無かったが
崎田を通じて、よく遊んだりしていたので面識はある。
宮崎、Hawaiiと誘っては見るものの、仕事の都合が合わず
中々一緒には行けずに居たのだ。
『おぉ!そっか。今回は賑やかになりそうだな。まぁ、オマエ一人でも
充分、賑やかだったけどな(笑)』
最初のコメントを投稿しよう!