ー椎葉 慎(マコト)-

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午前の仕事が終わり、昼メシ食って 前は山内とよく寝そべっていた中庭に 一人で仰向けになり、空を見上げている時だった。 作業ズボンのポケットがブルった。 ポケットに手を突っ込み、携帯を取り出して見ると 液晶には“崎田”の文字。 電話だった。 『はいよ。』 『おぅ!今休憩だよな?少し話せる?』 『大丈夫。何かあった?』 『来週のGW、5/3,4,5で宮崎決定。宿確保♪それとメンバー一人増。』 『はいはい。増って誰が来るん?』 『山本!やっとその気になりやがった(笑)』 山本とは、崎田の幼馴染で俺との学校の絡みは無かったが 崎田を通じて、よく遊んだりしていたので面識はある。 宮崎、Hawaiiと誘っては見るものの、仕事の都合が合わず 中々一緒には行けずに居たのだ。 『おぉ!そっか。今回は賑やかになりそうだな。まぁ、オマエ一人でも 充分、賑やかだったけどな(笑)』
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