ー椎葉 慎(マコト)-

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俺達の前じゃいつも 俺はリーダーだ!俺の言う通りにしてれば 間違い無い!! なんてオーラ出しまくりの崎田が このオンナの前じゃオーラの“お”の字も無い。 俺達が崎田に一言、反論しようもんなら 10も20も、まるで機関銃の様に言い捲られ それ以上、反論し様が無いくらいに言いくるめられる。 それが・・・ このオンナにはラーメンの事で詰め寄られて あろう事か、この俺に助けを求めて来た。 「椎葉ぁ~!コイツ、どうにかしてくれぇ~!」 「あ、椎葉さんて仰るんですか?初めまして。内田 詩織と言います。」 ニッコリ笑ってかるくお辞儀をするその姿に (ん?初めてだっけ?) なんてまた、意味不明な思い。 初めて会った気が全くしない。 もぅ、ずっと前から知ってる様な?・・・てか いつも身近に居た様な? 「・・・・・・・・」 「ほらぁ!椎葉がビックリして固まっとるやろ!」 その一言で覚醒・・・。 どうやら、またトリップしていたらしい・・・(失笑)
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