改めて狂う私

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俺の間抜けな顔を上から見下ろす彼は、威圧を与えようとしていたなかにも彼なりの恐怖を抱えていた。ほどなく、警察に連行された俺らは、事情を受けて帰った。その道中、さっきまでの威勢も薄れた男に俺は、なぜこんなことをするのかと尋ねた。男は一言、仕方ないとぼそぼそ言いながらいきなり崩れ落ちた。本当に、こいつは何なんだと思った。
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