召喚と召還

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自分の異能を『結目』と右二は呼んでいる そしてそれを右二はハサミに一番近いものと思っているのである。なぜなら、『結目』は結果を視るのだから… 視認出来るのだから当然変えることが出来る…つまり生まれる結果の芽を摘む…つまりハサミと右二は考える 当然それは世界に認められない…つまり許されない目だった しかし、右二は最後にこう締める 「はっはっは♪それはもうしゃあないから女風呂でも覗こうじゃないか♪あっ!裸の女から蹴られる結果が見えた♪」 どないやねんとしか語り部たる私に言えることはそれしかないのだが、彼にとってはもうこの程度の不幸は慣れっこなのだ そして、右二は背を伸ばしながら、校門を出た 今はまだ2時くらいであるが、先ほど飛形由良という女子生徒の頭に花瓶が落ちて来て、脳漿を撒き散らしながら死んでしまったので現場を見て気分が悪いという感じの言い訳をして早退した 「というか俺はなんで普通の生活してんだよ」 普通ならば俺は手足縛られて、ホルマリンに浸けられてなければならないのだがと右二は考えている (家に帰るか…遊びに行くか…) 右二にとって問題はそれだけだった だが右二は帰ることを選択した 遊びに行っても面白いと感じることは無いのだから
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