召喚と召還

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これは右二との関係のない物語である 「A wind turns off the edge and an edge bends a wind!」 風が巻き上げるように空を舞った 実際今男の放った魔法は、『基』の三魔法に分類される火、水、雷や『発』の三魔法、治癒、再生、破壊を遥かに凌駕する魔の極致である〈魔術〉炎、氷、光、風、無のうち『風』と 『無』を組み合わせた合成魔術を相対する女にぶつけた 「これが魔法の真髄って奴か?甘いよ色男」 女は腰に差している鞘からナイフを抜いて、真っ直ぐに竜巻の中に飛び込んだ だが女の体は無数のかまいたちに切り裂かれていくが、女の口は笑っていた 「この化物が…」 男は女に軽い戦慄を覚え、つい口から言葉が出た 「Hellfire is a messenger of God who burns evil.」 男は更に竜巻に炎の魔術を放った 当然竜巻は火を帯び、女の体は火に包まれた 男は女の体が自分の業火に焼かれるのを満足そうに見ていた 「我的心不受理无的刃,一切的神秘」 が女の声が響いた そして業火の竜巻がふっと消えた 「ったく…だから私は炎は苦手なんだ…着物が燃えるから」 女はナイフをくるくると回しながら表れた 「何故だ!なぜ生きている!?そして貴様…なぜ中文魔法を扱えるのだ!?」 「私は例外でね…」 女はナイフを逆手に持ち、一気に飛び込んだ 「A shield is the malice for you」 だが女の前に壁が立ち塞がった 「私の曲天にはそんなモノ意味を為さない!」 女はナイフで壁を横に切り裂いた 「なっ!?」 男は感嘆の声をあげた そして、ナイフは男の下顎骨を貫いてそのまま顔を縦に引き裂いた もう一度言う これは右二には関係のない物語である しかしあと一時間で右二が巻き込まれる物語である
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