召喚と召還

7/11
前へ
/37ページ
次へ
やあ…揃ってくれたみたいだね これから召還の授業を始めるよ 召還とは魔法を使えばその分強くなりますよということを指すのだが、どう強くなるかそれを知る授業と思ってくれれば良いかなと思います 魔法というものには3段階あるが、発展させる為には…っと電話だ 綾部ではないか なに?剣を作る魔術の対処だと? それは無属性の想定魔術だな つまるところ無属性というのは物質干渉だ 『我血肉是是光的槍,火干的鏃』 今のは八卦宗術ではないか お前何に関わっている? まあいい…刀剣創造は相手の想定つまり想像によって生まれる架空の刃だ つまり敵のイメージを破ればいいのだ 切れてしまった… ふむ八卦宗術とは何かだと? いいだろう まず我々には最低一体の精霊が憑いている そして我々はその精霊に魔力を喰わせて、その対価として魔法という現象を体を通して発せられている しかし40%の魔法を扱うには50%の魔力を練らなければならないのだ もちろん熟練者は10%の魔力で君達の100%の力の魔法を扱えてしまう者もいるがね それは魔術師の域かな さておき何故50%要るか説明しよう まず精霊に喰わせる分が40%で精霊の強化に差分10%が充てられるのだ それを召還というのだ ここから八卦宗術の話をしようか 八卦宗術とは東西南北の精霊を直接体に降霊させる戦闘型魔術なのだ 精霊は四獣と呼ばれる神話級の精霊だ 北の玄武は岩の特性を持つため身体硬化を発動させ 南の朱雀は火の特性を持つため武器強化を行い 東の青龍は水の特性を持つため身体回復を促進して 西の白虎は風の特性を持つため身体強化を行う 最後の中央横龍は全てをあわせ持つ代わりに消耗が激しいがね そしてこの八卦宗術には召喚も召還も必要としない かわりに厳しい鍛練をしなければ身に付かないがな チャイムがなったので此で今日の授業を終えよう
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加