2学期・後半

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が、栞里が使っていた部屋に隠すようにしまい込んでいた位牌を取り出してきて、長いこと見つめたり、撫でたり、抱きしめたりしていました。 一生懸命栞里の死と向き合おうとしているように見えます。 病院へは今後、私も一緒に行くことになりそうです。 治療にかかる時間はまだ明言されません。 母にとっては辛い時間になるかと思いますが、寄り添い支え合って頑張っていこう、と、父と約束しました。 私たち家族の止まっていた時間は、進藤様ご家族のおかげで、ようやく動き出すことが出来ました。 本当にありがとうございます。 本来ならば直接お礼にお伺いしなければならないところですが、それは母が完全に治った時に全員揃って改めて、と父が申しておりますので、代表して取り急ぎのご報告と、感謝をこめて筆を執らせていただきました。 重ねて、隼人様のお母様にお願い申し上げます。 長い戦いになるかもしれませんが、どうかこれからも母の友人として、見守っていってくださいますように。 それから、先生。 先生に出会えて、先生が私の先生で、私は本当に幸運でした。 この出会いに、本当に感謝しています。 ありがとうございました。 末筆となりましたが、皆様のますますのご多幸をお祈り申し上げます。 早々 2013/11/20 瀬戸朱莉
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