始まりの旅

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市場に着くと、野菜屋の人がラグ目掛けて声をかけた 「おはよう!ラグ君!」 「おはよ!野菜屋のおじさん!今日もよろしく!」 「あいよ!今日は人参とじゃがいもがたくさん入ってるよ!」 「おっ!それちょうど買うから助かった!人参とじゃがいもと玉ねぎ5kgずつと…後、このハーブ類と、セロリ!」 「あいよ、おまけしとくね」 「ありがと!」 「あっ!ラグ君ラグ君!いい魚、入ってるよ!」 「あっ!本当だ…なら…これとこれとこれ!」 「あいよ!これも少し入れとくね」 「いつもありがと!」 「朝からモテモテねーラグ君」 「いやいや、みんなが優しいからですよ!」 そう言ってラグは荷台に買った商品を入れて、笑顔で次々と店をまわった そして、商品を買い終えてまたレストランに帰った 「ただいまーっす」 ラグは買ってきた商品を並べると、奥から料理長が現れた 「おっ、おかえり。ちょうどパンと焼き終わったところだな」 「手伝います」 「ありがと。よっし、さて…開けるとするか」 ログが外に出て <OPEN> に看板を回した 「おはよう、ラグ君」 「あっ、村長さん!おはようっす!」 「いつもの、頼むよ」 「はい!」 ラグはコーヒーを淹れて村長の前に置き、奥の厨房にメニューを言った 「ラグ君、昨日の夜…地震が起きなかったかい?」 「あっ、やっぱり村長もそう思いますか。俺も思うんすよね…」 「ふむ…まぁ、大した被害が無いのは良かったかのぉ」 村長はそのまま持ってきた新聞を読み、コーヒーを啜った 俺はそのまま冷やしてた野菜を切り、付け合わせのサラダや、ハッシュドポテトを作り、ちょうど料理長が作り終えた料理と一緒に村長の前に並べた 「お待たせしました」 「ありがとう。いただくよ」 村長が食べ始めると、仕事前の日人が続々と入ってきた」 「さてと…今日も忙しくなるな…いらっしゃいませ!!」
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